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気の向くまま、思うがままの行動記録ですよ。
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    昨夜。

    なんかの音楽番組にマッキーが出ていて、母に呼ばれて即ガン見しに行きました。槙.原さん大好き。
    そして槙.原さんが終わるとともにお風呂は入りに消えましたよ。なんて解りやすい。
    そんな輩ですが。たまたまお風呂から出てきて髪乾かしていると、なんだか好みの歌が流れ出した。

    実は聞いた事もなかったファンキー猿の歌。名前は知っているが、歌は知らん(オイ)
    それで気に入ったのでぼ〜っと聞いていて。ふと語り入った兎を浮かべたよ。
    まあアレンも兎もどっちも離れ離れ(教団からすら)なので、励まし合えるよいいよね、という寂しさからですが………

    早よ二人とも教団のみんなと笑い合えるといいよ………!






     ねえ君は今どこにいる?
    こんな風に囚われて足手まといになっている自分とは違い、君は相も変わらず颯爽と駆けて人々を守り微笑んでいるだろうか。

    出来る事ならそうだといい。そうあってくれればいい。

    それでも悲しいくらい、伝わってくるよ。君の嘆きと慟哭が。苦しみと愛惜と淀む程に暗い世界の残酷さが。
    ………そんなものを足蹴にして、逃げ出す君ならよかったのに。
    逃げ出さない君だから、こんなにも心を預けてしまった。

    君は今どこにいる?
    教団の中、いつもの自室で、ティムと戯れているといい。
    そのドアをノックして、返事もない内に開けて、怒る君の拗ねた顔が見たい。
    ………うん、わざとって、君は知っていたね。それでもちゃんと、いつも必ず注意をする、そんな君だった。
    ねえ君は、どこにいる?
    どうしてその部屋はきっと空で、明かりも灯っていないと思うのだろう。
    ああ…ノアの声が煩い。耳にざらつき、君の柔らかな音色が穢されそうだ。
    幾度も幾度もリフレインさせる。君の声、君の微笑み、日差しに溶けた真っ白な髪、月を映した銀灰の瞳。
    まるで夢のように綺麗だ。そう告げてみれば、買い被りと苦笑した、その仕草さえ溜め息が出る程目を惹き付ける。
    今すぐ教団に帰れたら、またその笑みを見せてくれる?
    ………ああ、どうして君がそこにいないと、確信してしまえるのだろう。

    外は朝か夜か。それとも昼間か夕方か。何一つ解らない。
    これで世界の記録者だなんて笑ってしまう。
    自分置かれた空間の情報すら手に入らないなんて、とんだ失態だ。

    早く帰らないと。……そうして君を抱き締めよう。
    泣いている君の声が聞こえるよ。どうしてだろう、君は悲しみの涙なんて一度だって見せはしなかったのに。
    いつだって前を睨んで突き進もうと、光の中溶けるように白いその身を舞わせていた。
    その白が黒く侵されはしないかと、どうして今そんな事を思うのだろう。 

    ………まだ大丈夫。世界は壊れていない。闇に染まってはいない。

    小さく呟き、脳裏の君に笑いかける。
    その頬を染める涙を、口吻けで全て無くせればいいのに。
    ほら、独り背負わないで。悲しければ悲しいと涙して、苦しいのだと泣き言を言ってごらん。
    それくらい、受け止める度量はあるつもりだ。そうして泣いて喚いて、お互い心の中を空っぽに出来るくらい、吐き出して。

    そうしたら、空を見上げよう?
    二人流した涙の代わりに、きっと綺麗な青空に虹が輝く。

    離れ離れ、隣にもいない。
    それでも脳裏に君は涙して、苦しんでいる事が解るよ。


    だから、隣に駆けて行きたい。そうして二人手を繋ぎ、果てる程に泣いて喚いて。


    そうして、空っぽになって見上げた空の虹の先、歩いて行こう。




    君と二人なら、明日を信じられるんだ。

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