そんなわけで仕事が終わると同時にすっ飛んで新橋演舞場へ赴き、初の歌舞伎ですよ。
とはいえ、第3幕の後半からしか観れなかったから、恐らく全体の半分だな。観れたの………
でも面白かったよ。もっと退屈するかと思っていたけど。案外わくわくドキドキしながら観れた。
まあそんなこといいつつも、ストーリーは筋書き買って知ったんですがね。母は説明出来ないし、後半からだけでも台詞が解らん。いや、あの吟じているような独特の台詞回しは慣れてなきゃ聞き取れませんて。多分、音に関して人一倍鈍い私は慣れても聞き取れません(オイ)
ついついツッコみたくなったのは、筋書き読まなくても言いたい!!と思った箇所で。お偉いさんなんだが、貴様は敵か味方かどっちだー!という。
勧善懲悪傾向のあるストーリーなので、敵役は亡くなり、奮闘した忠臣が報われ、幼い若君が擁立を許されるわけですが。
裁きの場でも変幻自在な愉快な言い回しで敵の味方したり罵ったり。かと思えば一刀両断敵をばっさり言い負かして縛につかせるし。
敵が刃傷沙汰に及んだ際は全てが終わったあと(敵役が死んだあと)颯爽と現れて、忠臣(重傷)に薬湯を与えたり、自分の駕篭を貸し与えたりするくせに、いきなり忠臣(重傷)に舞を舞わせたり。
お前、忠臣に仕えてもらった主が果報者とかいって、その忠臣が死にそうなんですが?!
最後まであのお偉いさんが敵か味方か解らなかった………。天晴れといっていたけど、お前が言うなよ!
きっとあの人は天然なんだろうな、うん。
そして。全く無関係ながら、出ていた歌舞伎役者の中には誰もが知っている人もいまして。その人の舞踏の役を見た瞬間から考えていたのですが。
名前に
獅子があって、
狼の声をあてて、
虎を舞うと。
…………なに、この肉食獣パラダイスは。
この人には肉食獣の神様でもついているのでしょうか。気になって仕方がない(そんなことがか!)

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