あまり肯定的でないから、嫌な人は見んといてねー。
小説を書く事で何を表現したいか、伝えたいか、それはまあ人それぞれである、と思ってはいるのですが。
何を好むか、趣味嗜好も人それぞれなので、否定する気はないのですが。
………それでもね、どうしても、私は怪我とか病気とか、そうした症状に苦しむ姿に萌える!と言われる事にだけは賛同出来ないというか、泣きたくなるので言葉が出なくなるのですよ。
私もよく表現と言うか、キャラの中にはそうしたものを背負う人を書きますが(一番顕著なのはオリジナルのシスターですねー)でも、それも基本的に私自身がそれを経験して、それをちょっとばかり症状を強めに解りやすい形にした、というだけで。
苦しかった時、辛かった時、自分に見えていたものがなんだったか、感じていたものは何だったか、振り返って形に残したくて書くんですよ。元気になったからって、忘れていい事だとも思わないし、当たり前の事には感謝したいから。
私の作風はごらんの通り、大部分が人の心の機微に向かうので、あまり生々しい表現はしないですし。リアリティには欠いた作品だと思っているけど。
それは辛かったり苦しかったりした時、それを人に見せたり晒したりして同じ思いをさせたくなかったからで。笑って話せる状態でないなら、伝えられない。というのが個人的な尺度だからだけど。
……まあ『個人的尺度』である限り、そうした状態を誰かに告げたい、理解させたい、という尺度も存在するのだろうけど。
題材としてそうした状態のキャラを書こう!とは思わないし、そういう感覚では手は出せない領域なんだよな、私には。そうした身体にまつわる部分での、描写は。たかが咳で、病名もつかない状態ですら、苦しくて息が出来ないのに、血を吐くレベルまでいったらどうか……とか。
あくまでもその前に書きたい心情があって、それを表現する為のバックボーンに必要な設定は考えるけど、それはオリジナルの話だし。二次創作であれば、元々それを負ったキャラなら書くけど、そうでないなら背負わせたいとも思わないし。
二次創作では多々見られるから、そうしたものを好む人が多いのかもしれないけど。
自分達で表現する中でくらい、幸せであって欲しいなぁとも思ってしまう。まああまり私の作品も手放しに幸せなものないので人の事言えませんけどねー。
書く事で何を伝えたいか、いくら考えても、言葉に仕切れないのが歯痒い。言葉は万能薬ではないけど、伝える為のツールなら、理解もしたいんだよなぁ。でも読むと絶対に凹むから読めない。
よくあるジレンマだけど、心の広さが欲しいですよ。どうにも私は自分が受け入れられる間口が狭くて人を理解で来ていないと思う今日この頃。
………うん、一年を経て文字媒体で何が出来るのかとか考えていたら、そんな事に傾いたわけです。
凹んでいるわけでも否定したいわけでもないので、そっと流しておいて下さいませ。
