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私は世界情勢とか、世論とか、正直物凄い疎い人間なので、誰かの無知をあーだこーだ言える立場ではないのですが。
ただ、私は出来る事なら、目の前にあるものへの関心を第一にして欲しいな、と思います。勿論、もっと大きな範囲へ目を向ける事が大切なのは解るけど。でもさ、人間はちっぽけなもので、そうそう全てを見渡せる程の許容量を持てるとも思えないんですよ。
そういう事が出来るのはコムイとかリーバーとか、ああいった精神的にもどっしりとしていて、下の人間を大切に慈しめる人だろうし。そしてそういう、上に立ってなお下の人間を守り通そうと考えられる精神力を持つ人間は少ないのですよ。
そんな中で、大きなものばかり見てそれにひた走ってしまうと、必ず『大事の前の小事!』とか言う訳の解らない大義名分で、本当に大切にしなきゃいけない小さなものを、足蹴にして踏みつぶしてしまうと思うので。
まさに中央庁とか教団とかがそんな感じで………(いや、室長と科学班1班は別だけどね!!)
アレンをノアだから殺せって言うけれど、それならもしも自分の親しい友達が同じになったら、その手で殺すの?とも思う。
その人がどんな人か知っていて、どれ程自分が相手を好きで、相手も同じように好意を返してくれたか解っていて、それでも殺せるの?………そういう意味で、知らないって、怖いよね。
ただそこにいる人を、知らないから、踏みにじる言葉も行為も平気で吐き出せるし移せる。それがもしも自分の好きな人間だったらって思うだけで、変わる筈なのに。その人の事を知れば、好きになれるところだって、きっとある筈なのに。
だから、自分の無知を自覚したアレンのしなやかさが素敵だと思いますよ。
あの状況で、それでも知る事に怯えないのが凄いと思う。知れば、抱えざるを得なくなるから。
だって、全てが嫌悪で作られている存在はない筈だもの。そう感じるのは、自分がその人を嫌っているから、そうした部分しか見ないか、見えても曲解して歪めているかだと思うし。
そう、神田とアルマや、サードとの関わりで思い知ったからこそ、アレンはそれを選べたのだろうけど。それでもどれ程その言葉が怖いか、きっと知っているだろうからなぁ。
自分に嘘なく生きようとすると、傷ばかりが増えるものだけど。
………それでも、そうして生きる人には、必ず救いの手も用意されているのが、世の不思議。
科学班1班、かっこよかったなー。教団内全部を敵にするような状態で、それでも大切な事を見失わない。
きっと、アレンが神田を逃がした時、ノアだけでなく『教団』にも手出しさせないって言った事、痛かったと思うんだ。
自分達が仲間を大切にしている事も、その為に頑張る事も解っているアレンなのに、それでもそう言った事が。
…………どんなに頑張っても、庇いきれないくらい、状況が悪化している事を、誰よりもそれによって糾弾されるアレンが、理解してしまっていて。
あんな、まだたった16歳の子供がボロボロになっても守り抜いたものを、大人の彼らが守る事も出来ないって言う事が。
痛くて苦しくて辛かっただろうに、それで無力だって諦めないで、出来る事を探せる、ひた向きさ。
それを、もしも中央庁が…それは無理でも、あの教団内が持っていたなら、もっと違う選択肢があって、今もきっと笑っていられる時間が、少しでもあっただろうに。
………怒りや憎しみや悲しみを行動の起点にすると、碌な事がないのですよ。
必ずその先は同じ以上の嫌なもので埋まっているからさ。だって、人は鏡だから。同じものしかその目には写されないのですよ。
濁った目で写したものは濁り続けて、膿んでいくと思うし。
それを乗り越えて、見えた優しさやいたわりや慈しみを思って、間違えながらでもそっちに進むように努力すれば、そういうものを持つ人と出会っていけるものだから。
…………そういう努力をする人達が爪弾きにされるのもまた、世の常ではあるんだけどね。
それでもきっとアレンが諦めないで知ろうとしたように、科学班1班が団結して守ろうと決めて動いているように、優しさも正しさも枯れないで咲き誇り続ければ、いつかは知ってくれるかな。
それが、本当に咲かせるべきもので、誰もがそれを携えて始めた筈の、戦いだって。
……………なんか、たった二つの言葉を考えただけで恐ろしい長さの感想(?)になった………?
ハートの事とかあの枢機卿の事とか、リンクの素敵さとか悲しみとか、神田の生死とか、ブックマンとかラビとか(何故最後にラビの事持ってくるかな)、書く事一杯あった筈なのに?(汗)
てかブックマンは叫んだからいいとして、ラビの事まだまったく触れてなくてこの長さ?
てか私、感想書くの下手ー!!いつの間にか必ず思索に陥っとるし!
………いや、だからこそいつも小説で代用するのですがね…感想(汗)最終的に、物語りに変換するくらいできっと一番マシに伝わるんだ、私の感想は(遠い目)
そんなわけで、他の諸々はまた後日。
感想になるか小説になるかはその時の気分次第でよろしく☆(オイ)