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…………昨夜から37度という相変わらずの微熱状態でしたけどね。金曜日から「月曜日は家でぼーっと本読んでいたい」といっておいたのにね。母が万ちゃんと約束していましたよ。
私は朝まで止めておくといっていたのに、私が着替えた途端また「行こう!」と言い出す始末。こりゃ無駄だと悟って付き合いました。
映画は楽しかったのですけどね。ショッピングも楽しかったのですがね。短めのブーツも買えたし。
でもやっぱり身体は休息を求めていますよ、お母様。そもそも今日は一度も途中で目覚めることなく10時間も寝ていたからねぇ。←基本的に8時間睡眠で目が覚める。
てか、睡眠が欲しがっているのは単純に寝れていないからなんですがね。最近足先の冷えが悪化して、布団の中にいても足首から下だけ冷たいのです。布団はあっためているのにねぇ………。
そろそろ湯たんぽか、エコカイロが必要かなぁ。どんどん老朽化していくな、私の身体。
あ。観た映画は『K-20』、怪盗20面相ですよ。原作は知りません!(オイ)わたしは子供の頃小説っていうか、字が好きじゃない子だったので!児童文学は一切読んでいませんよ!絵がなきゃ読む気も起こらん上、難しそうだと思ったと同時に忌避していました。そんなヤツでもいつの間にか小説大好きになって自分でまで書くようになるんですねぇ。不可解な話。
そんな訳で感想は以下に。20面相の正体もいっているので観てない人は読まないが吉。
しかし、私は怪盗という言葉にはどちらかというと『義賊』的なイメージが強くて、不幸な人のために働く無頼漢って気がしていたのですがね。
初っ端からことごとく打ち砕かれました!!!
貴様ー!!人様の情に付け込んで罠を張って陥れて、無実の人に罪なすり付けて引退だとー!?とまあ、もしこれが映画館じゃなく家で観ているテレビだったら突っ込んでいましたね、声出して。
なんつーか、こう、全てにおいて卑怯というかむかつくというか私の正義観からは100%の割合で爪弾きにしたくなりました。
確かにきっと事情はあったのだろうさ。あの格差社会じゃ綺麗ごともなにもなかったんだろうさ。それでもむかつく!!!
まあ何が一番腹立たしかったかっていうと、その正体が探偵明智氏だったってことだよね(さらっと)
あんた澄ました顔で偉そうにしていたけど一番の悪党かい!!そりゃ主人公とて右腕になれと誘われても首を振るわ!理想の在り方が恐怖政治と変わらんぞ!
彼が怪人20面相でよかったと思ったのは、精々婚約者のヒロインが自由になれたっていう点だけですね。いや、純粋無垢な令嬢でしょうに、なんてバイタリティーと順応性のある方!
自分の言葉には責任持たないと!と孤児たちのあばら屋で一晩明かした上に炊き出しのお手伝いして孤児たちの行く末を考える姿は綺麗だった。もんぺ姿で十分綺麗。その前のウエディング姿より綺麗だった。
そんなヒロインの勇ましく可憐な姿と主人公の選んだ未来と、そんな主人公のあるいは歪んだ未来であったかも知れない探偵の話でした。
出来れば……三人が力合わせて(正確にはもう一人協力者(全てにおいて)がいるのですが)事を成した後の祝賀会のようなときの、杯を交わしている姿が好きだったのですが。永遠にもう叶わないんだなぁ。たとえ探偵が生きていたとしても、それはあの時の一瞬にしか成り立たない光景だったんだなーと。
どの未来を選んでも、必ず誰かが欠けてしまう関係だったんだなぁ。出会った時から。そう考えると寂しいし悲しいし、探偵に違う道を選んで欲しかったとも思います。あるいは、主人公が手を伸ばして欲しかった。
そうすれば、あるいはまたちがかったのかなぁ未来は。難しいね、選ぶっていうことは。